2016年4月29日金曜日
植村東京訴訟第5回口頭弁論と報告集会
西岡力氏と文藝春秋(週刊文春)を訴えた東京訴訟第5回口頭弁論が行われます。
■5月18日(水)午後3時~
■東京地裁103号法廷
傍聴してくださる方は、できるだけ45分前までにお集まりください。
※抽選券締め切りは30分前。
報告集会もあります。
■5月18日(水)午後4時~
■衆議院第2議員会館 第3会議室
■入場無料
櫻井よしこ氏らを訴えた札幌訴訟の第1回口頭弁論の報告なども予定されています。
多数の方のご参加をお待ちしています。
2016年4月23日土曜日
2016年4月22日金曜日
4/22札幌訴訟口頭弁論ー櫻井よしこ氏が意見陳述する予定
4月22日15時30分、札幌地裁805号法廷で、慰安婦問題を報じた記事を「捏造」呼ばわりされた元朝日新聞記者植村隆さんが、「ジャーナリスト」の櫻井よしこさん、新潮社など3社を相手取った名誉毀損裁判の第1回口頭弁論が開かれます。
植村さん側が意見陳述20分、櫻井さん側も同じく意見陳述20分を行います。
櫻井さんご本人が出廷する見込みとのことです。
傍聴を希望する方は、午後3時までに、札幌地裁1階の「検察審査会会議室」へ集合している必要があります。
裁判所の案内は以下のとおりです。
(抽選)
午後3時までに集合場所である「検察審査会会議室」に来られた方を対象に整理券を交付します。
傍聴券予定枚数(50枚程度)を超えた場合は抽選を行います。開廷時間は午後3時30分です。
なお,現在,入庁者に対する手荷物検査を実施しております。来庁の際は,時間に余裕を持ってお越しください。
【4月22日(金)のスケジュール】
★第1回口頭弁論
時間:15時30分開廷
場所:札幌地裁805号法廷(札幌市中央区大通西11丁目)
※傍聴できなかった方の控え室として札幌市資料館の2階会議室を用意しています。
★記者会見
時間:17時開始
場所:北海道高等学校教職員センター(高教組会館)4階大会議室(大通西12丁目)
※市民のみなさまにも公開します。植村さんと弁護団の報告が聞けます。
★報告集会
時間:18時30分~20時30分(開場18時)
場所:かでる2・7 4階大会議室(北2条西7丁目)
入場無料
【講演者】
佐高信さん(評論家)
上田文雄さん(前札幌市長、弁護士、支える会共同代表)
植村隆さん(原告、カトリック大学客員教授)
植村さん側が意見陳述20分、櫻井さん側も同じく意見陳述20分を行います。
櫻井さんご本人が出廷する見込みとのことです。
傍聴を希望する方は、午後3時までに、札幌地裁1階の「検察審査会会議室」へ集合している必要があります。
裁判所の案内は以下のとおりです。
(抽選)
午後3時までに集合場所である「検察審査会会議室」に来られた方を対象に整理券を交付します。
傍聴券予定枚数(50枚程度)を超えた場合は抽選を行います。開廷時間は午後3時30分です。
なお,現在,入庁者に対する手荷物検査を実施しております。来庁の際は,時間に余裕を持ってお越しください。
【4月22日(金)のスケジュール】
★第1回口頭弁論
時間:15時30分開廷
場所:札幌地裁805号法廷(札幌市中央区大通西11丁目)
※傍聴できなかった方の控え室として札幌市資料館の2階会議室を用意しています。
★記者会見
時間:17時開始
場所:北海道高等学校教職員センター(高教組会館)4階大会議室(大通西12丁目)
※市民のみなさまにも公開します。植村さんと弁護団の報告が聞けます。
★報告集会
時間:18時30分~20時30分(開場18時)
場所:かでる2・7 4階大会議室(北2条西7丁目)
入場無料
【講演者】
佐高信さん(評論家)
上田文雄さん(前札幌市長、弁護士、支える会共同代表)
植村隆さん(原告、カトリック大学客員教授)
2016年4月5日火曜日
4/22札幌訴訟第1回口頭弁論と報告集会
植村裁判札幌訴訟の第1回口頭弁論が迫ってきました。
被告は、櫻井よしこ氏、出版3社(ワック、新潮社、ダイヤモンド社)です。
今回は、植村さんの意見陳述も予定されています。
傍聴で応援しましょう!
▲札幌訴訟第1回口頭弁論
・4月22日(金)午後3時30分開廷
・札幌地裁805号法廷(大通西11丁目)
*傍聴希望者が多い場合は抽選となります。
遅くても30分前までには裁判所1階へお集まりください(入館前には荷物チェックもあります)。
*傍聴に関するお問い合わせは011-350-4803(札幌地裁総務課広報係)へ。
▲報告集会が、同日夜に開催されます。
日時:4月22日午後6時30分~8時30分
会場:かでる2・7「大会議室」(北2条西7丁目)
今回は、植村さんの意見陳述も予定されています。
傍聴で応援しましょう!
▲札幌訴訟第1回口頭弁論
・4月22日(金)午後3時30分開廷
・札幌地裁805号法廷(大通西11丁目)
*傍聴希望者が多い場合は抽選となります。
遅くても30分前までには裁判所1階へお集まりください(入館前には荷物チェックもあります)。
*傍聴に関するお問い合わせは011-350-4803(札幌地裁総務課広報係)へ。
▲報告集会が、同日夜に開催されます。
日時:4月22日午後6時30分~8時30分
会場:かでる2・7「大会議室」(北2条西7丁目)
2016年4月3日日曜日
【ソウル通信 第2号】「アジュモニ カムサハム二ダ!(おばちゃん、ありがとうございます)植村隆
3月9日の朝、散歩の途中で、カトリック大学の正門前を歩いていたら、おばちゃん(アジュモニ)たちが、新聞をただで、学生たちに配っていた。
よく見ると、韓国の有力経済紙「韓国経済新聞」である。
私も一部受け取った。
「何でただで配っているのですか」と尋ねたら、学生たちに宣伝をしているのだという。新学期の学生向けのキャンペーンで通常なら購読料月15000ウオン(約1500円)のところを、学割で7500ウオン(約750円)で、読めるのだという。
韓国では日刊紙は一部800ウオン。韓国経済新聞は、週6回(月~土)発行だ。
コーヒー数杯分の値段で、新聞が毎日読めるということになる。
ずうずうしいと思ったが、おばちゃんたちにお願いした。
「授業で新聞を教材に使いたいので、週1回、学生用に新聞を無料で提供してくれないだろうか」
そんな虫のいい話はないかもしれないと思ったが、ひとまずお願いだけは、してみようと思った。
北星学園大学の非常勤講師時代には、朝日新聞など日本の新聞を教材にしていた。
韓国でも、韓国の新聞を授業の教材にしたいと思っていた。
そんな矢先の「出会い」だった。
「ちょっと待っててね。担当者に連絡しておきますから。あなたの電話番号は」。
2人のうち、一人のおばちゃんが、私に携帯番号を尋ねた。
おばちゃんたちは、アルバイトで新聞を配っているだけで、韓国経済新聞のスタッフではなかった。
しかし、すばやい行動だった。
携帯の番号を教えると、しばらくして、韓国経済新聞の担当者から電話がかかってきた。
そして、その担当者が、わざわざ大学にまで、訪ねて来てくれた。
この地域を担当する首都圏読者2部の次長さんだった。
次長さんの話によると、これまでも大学の商学部の教授らが、教材で使う場合、無料で提供してきたという。それに準じて私のクラスの学生たちにも週一回全員に無料で提供してくれるという話になった。
その代わり、私が韓国経済新聞を一年間購読することにした。
かくして私は、韓国経済新聞の読者となり、学生たちは週1回、この新聞を教材で使えることになった。
第二回目の講義(3月15日)から、「新聞をきちんと読もう」と言って、同紙を学生たちに配っている。
韓国経済新聞は、日経新聞のような経済紙だ。東亜日報や朝鮮日報、ハンギョレなどの一般紙とは違って、経済報道が主である。
私は経済記者ではなかったが、学生にとって、就職準備などのため、経済情報は大事だろうと
考えたのだ。
しかし、韓国経済新聞は、留学生時代だけでなく、ソウル特派員時代もほとんど手にしたことがなかった。
そこに「誤算」があった。
改めて、読むと、結構これが難しい。中々、手ごわい新聞なのだ。
韓国語を読む力が劣化しているのに加え、韓国の経済事情に疎いからだ。
このため、読むのに時間がかかる。
しかし、教材に使うと言った以上、受講生たちに「無知」をさらすわけにはいかない。
学生たちに「きちんと新聞を読もう」と指導しているこの私こそが、一番熱心に新聞を教材に勉強しなければならない立場だということに、気づいたのである。
このため、毎日、新聞を持ち歩き、時間のあるときはなるべく、新聞を読むようにしている。
カシオ製の韓国語の電子辞書は手放せない。
そして、切り抜いた新聞記事をA4版のノートに貼り付けて、「復習」している。
あの朝のおばちゃんたちとの出会いが、私に「勉強」の習慣を与えてくれた。
「アジュモニ、カムサハム二ダ!(おばちゃん、ありがとうございます!)」 (植村隆)
2016年3月29日火曜日
【ソウル通信 第1回】「カトリック大学のキャンパスから、ご挨拶」
皆さん、ごぶさたしています。
3月1日付で、韓国カトリック大学客員教授になった植村隆です。
3月3日に着任しました。
もうそれから3週間以上経ってしまいました。
近況報告が遅れましたことを、お詫び申し上げます。
韓国語での講義という「重圧」の中、ばたばたとしているうちに、時間が経ったという次第です。
3度目の韓国暮らしとなります。
朝日新聞時代に語学留学生(1987年8月~88年8月)、特派員(96年12月~99年8月)として、2度ソウルで暮らしました。
今度は朝日新聞をやめ、大学教員としての韓国暮らしです。大学本部がある聖心キャンパス(京畿道富川市)の中にあるゲストハウスに住み、そのキャンパスで教えています。
語学留学生時代にはソウルでの話題を伝える手書きの新聞「ソウル遊学生通信」を発行していました。
2度目は特派員として、朝日新聞に記事を書きました。
3度目の今度は、メールなどを使って韓国事情などを報告する個人通信「ソウル通信」を発行しようと思います。
住んでいるのは、ソウルの隣町で、ベッドタウンの富川(プチョン)ですが、首都圏なので、「ソウル通信」と名づけました。
ご愛顧ください。
さて、今回は、どんな講義をしているかをお伝えします。
私は、教養科目などを担当しているELP(ETHICAL LEADER PATH)学部の所属です。
「東アジアの平和と文化」という教養科目を担当しています。
最初は、日韓交流を学ぶ授業をしようと思ったのですが、教務の責任者から「東アジアで行きましょう」と言われ、「事業拡大」して「東アジア」を冠することにしました。
私はソウル特派員だけでなく、北京特派員として、中国に住み、北朝鮮も担当しました。そうした経験や問題意識も講義に生かしたいと思います。
今回の授業では、新聞記事や映像資料などを活用して、受講生の社会や歴史への関心を高めたいと思います。
そして、その延長線上として、東アジアの平和 や人権を考えるような機会にしたいと思っています。
講義は週1回火曜日です。
50分授業を3回連続で行います。
午後3時から、休憩時間をはさんで、午後5時50分までです。
東京と札幌で裁判を抱えており、ソウルと日本を行ったりきたりとなります。
このため、講義をまとめてやるようにしました。
長い講義なので、学生たちを飽きさせないで、やらなければなりません。いろいろな工夫が必要です。
これまでに、講義を3度こなしました。
①「体験的メディア論」
②「新聞入門(新聞の活用の仕方)」
③「BACK TO 1990年代」
韓国語の発音は良くないのですが、思っていることは、だいたい話すことはできます。
何とか、私の言いたいことは、学生たちに伝わっているようです。
しかし、教材の韓国語を音読するとき、最初は十分な音読の練習をしていなかったため、うまくしゃべれず、恥をかいてしまいました。
教え子からはやんわりと、事前練習の必要性を指摘されました。
しかし、がんばれば、何とかなりそうです。ご安心ください。
私は、昨年1月に亡くなったドイツのヴァイツゼッカー元大統領の言葉を講義の「指針」にしたいと思っています。
岩波書店から2月末に出版した手記「真実 私は『捏造記者』ではない」にもそのことを書きました。
北星学園大学での最後の学内講義で1985年に当時の西独大統領だったヴァイツゼッカー氏の演説を紹介しました。日本では「荒れ野の40年」という名で知られる演説です。
特に以下の部分を強調しました。
「ヒトラーはいつも、偏見と敵意と憎悪をかきたてつづけることに腐心しておりました。
若い人たちにお願いしたい。
他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。(中略)若い人たちは、たがいに敵対するのでなく、たがいに手を取り合って生きていくことを学んでいただきたい」
(岩波ブックレットNO55 「荒れ野の40年」より)
民族や、思想の違いなどによる対立を超えて欲しい、とヴァイツゼッカー氏は訴えていました。
私もそういう人間でありたいと思います。
「偏見と敵意と憎悪をかきたてつづける」人びとは、いまも世界中にはびこっています。
日本での私への激しいバッシング、誹謗中傷も同じ根っこの現象ではないか、と思っています。
こうした「憎悪」を乗り越えるためには、「たがいに敵対するのでなく、たがいに手を取り合って生きていく」ことが必要だと思います。
そして、そうした若者を育てていく必要があると思うのです。
私は、カトリック大での1回目の講義「体験的メディア論」で、植村バッシングについて詳しく説明した上で、このヴァイツゼッカー氏の言葉を説明しました。
そして私の思いを伝えました。
日本からの留学生7人を含む約30人の受講生は熱心に聞いてくれました。
1回目の講義は、いわばお試し期間のようなもので、その後に、最終登録が行われます。
第2回目(3月15日)講義の直前に確定した受講生名簿では36人(うち日本からの留学生は7人)の学生が最終的に登録してくれました。
ということは、
第1回目の講義を聴かなかったが、最終登録した学生が何人かいた、ということになります。これは、とても、うれしいことでした。
おまけに日本語学科長から、金曜日の講義(50分)も手伝ってと言われて、やることになりました。
それだけではありません。
日本語学科の学生たちから、日本語の勉強に付き合ってくれという要望があり、木曜日の夜(午後6時~8時)に自主ゼミも開催することになりました。
29歳だった語学留学時代に覚えた言葉「パップダ、パッポ」(忙しい、忙しい)が頭に浮かんできました。
裁判で、日本に戻る際には、自主ゼミなどを休むことになりますが、できる限り、たくさんの学生たちと一緒に学ぶ時間をとりたいと思います。
健康に気をつけてがんばります
これからもよろしくお願いします。
登録:
投稿 (Atom)
植村隆さん(元朝日新聞記者)を応援するサイトです。
1991年に書いた「従軍慰安婦」に関する2本の署名記事。23年後に「捏造」のレッテルを貼られ、植村さんは言論テロとも言える攻撃を受けています。
非常勤講師として勤務する大学へも脅迫状や大量の抗議メール・電話が届き、高校生の娘さんはネット上で「自殺に追い込め」など脅しの言葉にさらされています。 言論で対抗してもデマの拡大は止まりません。
そこで、汚名を晴らし家族らの人権を守り、大学の安全をとり戻すため、2件の名誉棄損裁判を提訴しました。2015年1月、週刊誌で「捏造記者」とコメントした西岡力氏とその発行元を被告に東京地裁へ。同2月、西岡氏の言説を拡大し脅迫を肯定するような記事まで書いた櫻井よしこ氏と掲載した週刊誌などの発行元3社を被告に札幌地裁へ。
「植村応援隊」はこの裁判や植村さんの言論活動を応援するために、1月30日に結成されました。ぜひ一緒に応援してください。