過日、札幌高裁は、東京への移送を取り消す決定をしたことは、のサイトでもご報告したところです。
ところが、被告側が「札幌高裁の決定」を不服として最高裁へ特別抗告、札幌高裁へ許可抗告しました。
※特別抗告と許可抗告についてはこのサイトが参考になります。
http://www.courts.go.jp/hiroshima-h/saiban/tetuzuki/qa/index.html#QA1
札幌弁護団では、この抗告があったことにより、裁判の開始は来年(年度内)になるのではないかと予測しています。
札幌訴訟の開始はさらに遅れることになりましたが、今後とも応援をよろしくお願い申し上げます。
なお、読売新聞オンラインで以下のように報道されました。
YOMIURI ONLINE
櫻井よしこ氏側が特別抗告…植村隆氏の賠償訴訟
2015年09月08日09時04分
元朝日新聞記者の植村隆氏(57)がジャーナリストの櫻井よしこ氏と出版3社に計1650万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁への審理の移送申し立てを退けた札幌高裁の決定を不服として、櫻井氏側が最高裁に特別抗告を申し立てた。
札幌高裁には最高裁への許可抗告を申し立てた。申し立ては4~5日付。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150907-OYT1T50078.html?from=yartcl_outbrain1
2015年9月13日日曜日
植村隆さん(元朝日新聞記者)を応援するサイトです。
1991年に書いた「従軍慰安婦」に関する2本の署名記事。23年後に「捏造」のレッテルを貼られ、植村さんは言論テロとも言える攻撃を受けています。
非常勤講師として勤務する大学へも脅迫状や大量の抗議メール・電話が届き、高校生の娘さんはネット上で「自殺に追い込め」など脅しの言葉にさらされています。 言論で対抗してもデマの拡大は止まりません。
そこで、汚名を晴らし家族らの人権を守り、大学の安全をとり戻すため、2件の名誉棄損裁判を提訴しました。2015年1月、週刊誌で「捏造記者」とコメントした西岡力氏とその発行元を被告に東京地裁へ。同2月、西岡氏の言説を拡大し脅迫を肯定するような記事まで書いた櫻井よしこ氏と掲載した週刊誌などの発行元3社を被告に札幌地裁へ。
「植村応援隊」はこの裁判や植村さんの言論活動を応援するために、1月30日に結成されました。ぜひ一緒に応援してください。