慰安婦問題における大バッシング大会の渦中にある元朝日新聞記者・植村隆氏の講演会がニューヨーク大学で開かれたので聴きに行った。
詳しい経緯を聞くと、植村氏があまりに理不尽で不当でとんでもない目にあっていて、人生設計まで狂わされてしまったことがよく分かるわけだが、質疑応答タイムで在米30年以上だという日本人のオッサンが「あなたのせいで我々海外在住の日本人は肩身の狭い思いをしている」的な「意見」を英語でまくしたて始めたので、僕もおもわず英語で「あんた、いままで話聞いてた?寝てたの?」と野次っちゃった。
植村氏の話を全く聞いていなかったとしか思えない彼には呆れるしかないのだが、リアル・ネトウヨ、初めて生でみたかも。会場のアメリカ人にとっては、「なるほど、こういう変な人がいっぱい日本にわいてるから大変なんだな」と格好のサンプルになったことでしょう。ということで、わざわざ来てくれてご苦労様、ネトウヨのオッサン。