2015年8月16日日曜日

植村さん、金学順さんの墓前へ。ナヌムの家も訪問。

金学順さんの墓前で(天安・望郷の丘)
  国際シンポジウム参加のため、8月12日からソウルに滞在している植村隆さんが15日午前、元慰安婦の故・金学順さんが眠る望郷の丘(韓国中部・天安)を訪ね、初めての墓参を果たしました。
 地元テレビの取材に対し、植村さんは「金学順さんが勇気を絞り名乗り出たことで、慰安婦の事実が知られるようになった。『うそつき』『売春婦』と名誉を傷つけられているのは絶対許せない」と、改めて思いを語りました。
 午後は京畿道広州市にある「ナヌムの家」で、3人の元慰安婦ハルモニと面会。ナヌムの家は約10人の元慰安婦が共同生活を送る福祉施設で、ハルモニたちは植村さんへ「がんばってね」「安倍は許せん」など声をかけました。
 また「ナヌムの家」の安信権・所長は「様々な攻撃を受けて、日本で大変な暮らしをされているのではと心配している」と植村さんを気遣いました。
植村さんはあと数日、ソウルへ滞在する予定です。






植村隆さん(元朝日新聞記者)を応援するサイトです。

1991年に書いた「従軍慰安婦」に関する2本の署名記事。23年後に「捏造」のレッテルを貼られ、植村さんは言論テロとも言える攻撃を受けています。

非常勤講師として勤務する大学へも脅迫状や大量の抗議メール・電話が届き、高校生の娘さんはネット上で「自殺に追い込め」など脅しの言葉にさらされています。 言論で対抗してもデマの拡大は止まりません。

そこで、汚名を晴らし家族らの人権を守り、大学の安全をとり戻すため、2件の名誉棄損裁判を提訴しました。2015年1月、週刊誌で「捏造記者」とコメントした西岡力氏とその発行元を被告に東京地裁へ。同2月、西岡氏の言説を拡大し脅迫を肯定するような記事まで書いた櫻井よしこ氏と掲載した週刊誌などの発行元3社を被告に札幌地裁へ。

「植村応援隊」はこの裁判や植村さんの言論活動を応援するために、1月30日に結成されました。ぜひ一緒に応援してください。